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瓢箪山稲荷神社御由緒

history

瓢箪山稲荷神社は、大阪府東大阪市瓢箪山町(旧四条村字大塚)に鎮座し、六世紀に山麓に群集して築造された山畑古墳群のうち、最も西に位置し、最大の古墳「瓢箪山古墳」(双円墳)の西斜面に、西面する社殿が建てられている。
稲荷神すなわち「保食大神」(うけもちのおおかみ)をご祭神として祀り、辻占の総本社として古くから親しまれています。
社伝によると、天正十一年(1583)に豊臣秀吉公が大坂城築城に当たり、巽(東南)の方向三里の聖地に”ふくべ稲荷”を鎮護神として、金瓢を埋め祀り、尊崇篤かったといわれています。
江戸時代の貞享五年(1689)の村絵図には、「古跡大塚」と記す瓢形の山が描かれ、「いなり」とそこに書かれて江戸時代の早い頃から稲荷社がまつられていたこと、享和元年(1802) 刊行の『河内名所図会」には「如ト」として、すでに東高野街道で辻占が行なわれたことを記しています。
幕末の頃から明治・大正時代にかけて、神社から東高野街道までの参道両側には、たくさんの旅館・茶店がならんで大いに繁盛し、大阪堂島の米相場の上り下りも、この辻占(つじうら)によって占われました。
街道から参道の入口の俗称”みこの辻”は神霊の降るところといい、辻占の占場(うらば)となっていたところで、古くは往来者の言動・持物などで事を占っていましたが、現在は東参道へ移されています。

※注記:当サイト内では「瓢箪山稲荷神社」と表記しておりますが、正しくは「瓢簞山稲荷神社」です。

御祭神

enshrined deity

主祭神

保食大神(うけもちのおおかみ)

御本殿と戸川神社に祀られています。

ご利益:商売繁昌・縁結び(良縁)・家内安全

氏神社

花草神社(牛頭天王社)

素戔嗚尊(すさのおのみこと)

ご利益:厄祓・厄難除

末社

水分神社

水分大神(みくまりのおおかみ)

ご利益:農業・水商売

菅原神社

菅原道真命(すがわらのみちざねのみこと)

ご利益:学問

宮比神社

天宇受賣命(あめのうずめのみこと)

ご利益:芸能・芸術

三柱神社

天照大御神(あまてらすおおみかみ)

月夜見命(つくよみのみこと)

素戔嗚尊(すさのおのみこと)

ご利益:開運招福・無病息災

戸川社

保食大神(うけもちのおおかみ)

ご利益:勝運・金運隆昌

大塚(狐塚)

古墳の石室が祠として古来から崇篤を集めている。
胎内信仰とともに、古来は御狐が住まわれており、
それにあやかり子宝や安産にご利益がある。

祭日行事

events

月 日祭典名備考など
1月1日歳旦祭板札守参拝証
1月3日元始祭正月3日間、正月大祈禱祭
大晦日零時から庭燎(大とんど) 奉仕(五日まで)
2月3日節分祭福豆撒き
※節分日
2月初午日初午大祭福餅撒き、甘酒授与、福餅搗き
2月11日建国祭
2月二の午日二の午祭
旧2月二の午日旧二の午こども祭
3月11日大震災復興祈願・物故者慰霊祭
6月30日夏越祓式
7月17日宵宮祭(夏祭り)
7月18日例大祭(夏祭り)
10月17日神嘗奉告祭
11月15日七五三歳11月中受付
11月23日新穀感謝祭
12月31日大祓式・除夜祭

月次祭

毎月1日御朔日祭(護摩焚奉仕)
毎月18日御命日祭
両日とも、大震災物故者慰霊・復興祈願祭(月次祭は昇殿参拝可)
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